金子エミの自宅にあるものを使って短時間に,お金をかけないでできるスキンケア。
東京都目黒区出身の金子エミは,手や足など体の一部だけを専門とするパーツモデルの世界でカリスマと呼ばれるパーツ美容研究家で,夫と2人の息子の4人家族の主婦。1991年SOSモデルエージェンシーにパーツモデルとして所属していたが,2008年12月よりオスカープロモーションに移籍。
金子エミは,家業のクリーニング屋を手伝っているときに,客に 『 手が奇麗だから,パーツモデルをやってみたら 』 と薦められて,21歳からパーツモデルの仕事を始め,今までにコマーシャルに 100本,スチール広告には 200本以上に出演し,雑誌にも出演数は百本以上をこなした。
1996年には日本初の爪全体が模様になる転写シートを開発し,同年にブランド名を 『 ANIMALER - アニマラー 』 として全国 300店舗にて発売を開始して大ヒットとし,2002 〜 2005年には,クリスチャンディオールのネイル商品の企画製造も手がけ,現在も金子エミは現役を続けている。
女性誌で大流行の 『 おこもり 』 をテーマに,2007年11月には,ワニブックス刊の金子エミのボディケアの方法をまとめた本, 『 お家でおこもりエステ 』 を出版し,翌年,女性向け美容健康情報誌 『 ボディプラス 』 でボディケアを紹介する記事の連載も開始した。
年齢は手,脚,首などのパーツに出やすく,プロのひと手間を知るだけでボディが劇的に変わり,忙しくても家で楽しめる金子エミ流のエステを一挙紹介。基本の 『 正しいハンドクリームの塗り方 』 から,エステで流行中の 『 チョコレートパック 』 まで,体の様々なパーツのケア方法が掲載されていて,初心者も本格派も満足できる1冊である。
★金子エミの特製スープは,体の中からも肌に良い物を摂取するために食べる。パーツ美容研究家の彼女は,お酢と手羽元を一緒に煮て,トマト,ニンジン,タマネギなどを入れて4〜5時間煮込む。
お酢と手羽元を一緒に煮るのは,手羽元に含まれる栄養分の溶出量が,お酢を入れるとお酢を入れない場合の4倍に増えることと,コラーゲンが摂取しやすいことからで,さらに軟骨のひき肉も入れ,できるだけ多くのコラーゲンを摂取できるようにするためである。
★パーツ美容研究家としての彼女の特製ジュースは,タマネギの薄皮を10分ほど煮込み皮だけ取り出し,その煮汁を一旦冷やしてからセロリの葉,パセリ,リンゴをミキサーにかけて出来上がり。
セロリやパセリは,新陳代謝を良くし,リンゴには腸整作用があるからで,タマネギの皮にはミネラルやポリフェノールが多く含まれていて,体内にある有害な物質を体外に排出するデトックス効果に優れているからで,塩分の多い食事のあとに飲むと翌朝ムクミがでない。
彼女のすごい所は,パーツモデルといってもパーツは一箇所だけでなく手,足,耳,背中,デコルテなどのモデルでもある。