学習と音楽の里
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■ジューサー

『 ジューサー - juicer - 』 は,果物や野菜からジュースを絞り取る器具で,家庭用の電気で動くタイプが一般的で,手動のものにはレモン絞り器を代表的に, 『 リーマー - reame - 』 , 『 ジュースリーマー - juice reame - 』 , 『 スクイーザー - squeeze - 』 などがある。

モーターで動き,筒状の投入口から差し込まれた材料は,容器の底のおろし金状の突起の回転するおろし金で擦りおろされ,柔らかいトマトや柑橘類などは,その重さで擦りおろされるが,リンゴやニンジンなどの堅い材料は,付属している棒状のもので押し付けて擦りおろす。

回転するザルでジュースと繊維質に分離され,ジュースはザルの下の器に,繊維質は遠心力ですり鉢状のザルの縁から外の容器に貯めるものや別の容器へ取り込む機種があり,容器は分解して汚れを洗浄でき,繊維質の摂取が健康に良いので目の荒い別のザルが付属した製品もある。

ジューサーに適した材料は,果物,柑橘類,リンゴ,野菜,ニンジン,セロリ,ダイコンなどで,芋類は適さない。

ミキサーと共用できる,『 ジューサー ミキサー 』と呼ばれる製品もありますが,ミキサーやフードプロセッサーなどは食物をドロドロ状態にし,材料を高速で切り刻んで液体化しているだけで体に有効に働く栄養素は繊維から遊離されず,繊維と栄養素が分離できないので,栄養素が即体内に吸収されるような状態にはならず,無駄な部分が多いためミキサーで作ったジュースは飲みにくく,あまりおいしくありませんから,水で薄めたり,砂糖を加える必要も出てきます。

新鮮な野菜や果物に含まれる貴重な栄養素を繊維から分離し,それら栄養素が体内で最も有効利用される形で抽出できるのがジューサーで,食物繊維は重要だが食物繊維の多くはカスになり,私たちの細胞に栄養を与えてくれるのは繊維から遊離されたジュース分の方です。

品質の良いジューサーによってつくられたジュースを飲むことは,野菜や果物の栄養素価値をそっくり自分の体内に取り込み,どんどん若返り,いつまでも若く,病気知らずの体がつくれるのです。

■いろいろなジューサー

★圧搾式パワージューサーは,オレンジなどを半分に切り,レバーをギューッと押して絞り出す手動のジューサーで,キッチン周りのディス
 プレイとしてよく使われ,ジューサーとして使い続けている人は余りいない。

★スタンド式ジューサーは,装飾的な要素が強い手動式のジューサーで,レバーが長く,軽く手前に引くだけでカクテル用のジュースが
 絞れ,バーカウンターの隅に置かれることが多い道具。

★グラインド式ジューサーは,スクリューを使ってグラインドしながら押し絞ってジュースを作る健康野菜ジュースづくりの道具で,「青汁」を
 搾るにはこの方式が最適。

★シトラスジューサーのシトラスは柑橘類という意味で,グレープフルーツやオレンジなどの柑橘類を二つに切って押し当てると回転して
 ジュースを絞ってくれる。

★ジューサーミキサーは,遠心分離させた粉砕カスを捨ててしまうため,濃縮された野菜ジュースが作れ,緑葉野菜のジュースづくりには
 最適で,一台でジューサー,ブレンダー,ミルが使い分けられるものもある。

■知って置きたいジューサー利用

きゅうり,ニンジン,かぼちゃには,ビタミン C酵素のアスコルビナーゼが含まれ,ほかの野菜と合わせてジュースにするとビタミン Cが減少します。
ビタミン Cの減少を抑制するには,アスコルビナーゼの働きを抑えるレモン汁など酸性のものを入れ,ビタミン Cの少ないセロリなどと一緒に使うのもかしこい方法です。

ビタミン Aの不足で皮膚の角質化がおこり,カサカサしやすい肌の方には,ビタミン Aの多いニンジンジュースが最適です。

美容の大敵の一つと言われている便秘に効果があるリンゴやニンジンに含まれるペクチンは,毎朝コップ 2 〜 3杯を続けて飲むと効果があります。

★簡単 バナナ ジュース

朝食がわりになり,簡単でスタミナ増強にぴったりのエネルギー量の高いフレッシュ ジュース。

2人分の材料は,バナナ半分,コップ 8分目の牛乳,1個分の卵黄,半個分のレモン汁,大さじ弱一杯の蜂蜜を,ミキサーにかけます。

★超簡単 ニンジン リンゴ ジュース

1個のリンゴと半分のニンジンをジューサーにかけて即飲む。


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