学習と音楽の里
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■部分入れ歯 - 固定式入れ歯

部分入れ歯の 『 ブリッジ 』 は,歯を失った部分が比較的少なく,失った歯の左右の歯を削って橋げたのようにし,歯の橋を歯ぐきの上にかぶせる固定式で,安定度が高く自然の歯のようになりますが,健康な歯に負担がかかり,多数の歯が抜けたときには不向きです。

ブリッジ治療の部分入れ歯は違和感が少なく,咬む能力も入れ歯と比べると自分の歯とほとんど変わらなく,基本的には,人工の歯 3本が 1セットで,左右の歯が健康であっても削って犠牲にし,症状によっては神経を取らなければならないことがあったりするので歯の寿命を短くしたり,歯の抜けた所の骨がやせる可能性もあり,顎の骨がやせると歯並びが悪くなることがあります。

歯ぐきの上にのっている部分入れ歯は,歯ぐきとの間にすき間のあるブリッジを作ると,食後に汚れがたまりやすくなるが磨きやすくなります。見た目を重視する前歯の場合は,すき間を小さく作ると磨きにくくなります。

部分入れ歯は,健康保険適用の材料を用いれば,保険の適用範囲となり,使用材料が自由診療の材料となるときには,自由診療の費用となります。

■部分入れ歯 - 取り外し式入れ歯

部分入れ歯から全部の歯が抜けた総入れ歯まで色々な症状に対応しているので,歯が抜けたときのどんなケースにも応用でき,取り外し式のため清掃が簡単です。

口の中での異物感が大きく,部分入れ歯では歯に掛ける金具が見えてしまい,金具の周辺に汚れがたまりやすく,安定性に欠けると噛めなかったり,話ができないことがあります。

入れ歯の長所は,ブリッジ治療では行えないような多くの歯を失ったようなときにも対応でき,ケースによっては隣の歯にバネのようなもので固定する場合もありますが,隣の歯を削る必要もありません。

バネによりブリッジの場合と同じように,隣の歯に力の負担がかかることがあるが,噛む力は天然歯に比べて 20〜 30%に減少し,固定式ではないため会話の最中や硬い物を食べると入れ歯が外れたり,取り外して入れ歯の手入れをすること,入れ歯やあごの下に食べものが溜まったりして,衛生状態が悪くなることもあります。

治療費用は,健康保険適用の材料を用いれば,保険の適用範囲内となり,使用材料が自由診療の材料となるときには,自由診療の費用となります。

■部分入れ歯 - インプラント

部分入れ歯としてのインプラント治療は,人工の 『 歯の根 』 を歯の無くなった顎に埋め込んで歯の土台を作り,骨が直接人工の 『 歯の根 』 に結合して歯の根の周りに骨ができる,埋め込んでから約 3 〜 4ヶ月間安静にしておく必要があるが,噛む力は 80%位まで回復し,安定度が高く自然の歯のようになります。

インプラントの材質は,『 非アレルギー性 』 ,『 非発癌性 』 などの多くの条件を満たしていて,理工学的にも安定していてチタンやチタン合金などの生体に適合性のあるものが使用され,骨との結合や組織との適合性を良くするために表面が加工されているものが多い。

インプラントの形や種類は,約 30種類近くの国内外のインプラントが使用されていますが,形,長さ,太さはメーカーによって異なります。

保険が適用されず,治療に要する期間が長く,半年以上かかることもあり,埋め込みのための手術が必要ですが,自分の歯と同じような機能,感覚を取り戻せ,食べ物や飲み物がとても美味しく感じられる様になり,発音や発声もがもとのように戻り,インプラントは永久歯にかわる 『 第三の歯 』 で,人類の夢の歯とも言えるでしょう。


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